メタ認知による「美術への関心・意欲・態度」を育む指導と評価の改善 : タキソノミーテーブルを活用して

2015 
本研究の目的は,「美術への関心・意欲・態度」および美意識の育成のための,小中一貫9年間の図画工作・美術科のタキソノミーテーブルの開発・実践である。経年の実践研究により,情意面の喚起・形成の手立てについて一層工夫する必要があると考え,研究仮説を「メタ認知にかかわる活動を取り入れることで,自分や友だちの感じたことや考えたことを大切にしながら,粘り強く創造的な活動を楽しもうとするために必要な『美術への関心・意欲・態度』を育むことができるであろう。」とした。方法としては,「図画工作・美術科のタキソノミーテーブル(三原版)」を用い,「メタ認知領域」に焦点をあて「美術への関心・意欲・態度」に関する効果的な指導と評価の方法について明らかにする。具体的には,題材の実施前後の質問紙調査,ポートフォリオの内容分析,授業の観察内容の分析,具体的指標による作品の達成度の分析を行った。成果としては,「美術への関心・意欲・態度」の向上に一定の成果を得,有効な手立てを示すことができた。
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