Isolation of Iridoid Glucosides from Paederia scandens and Assay of Biological Activities.

1993 
ヤイトバナより paederoside (Pa), paederosidic acid (Paa) ならびに scandoside (Sca) のイリドイド配糖体3化合物を単離した。これら化合物の生理活性を評価するために, ヤエムグラ種子より既に単離されている asperuloside (Asp) と deacetyl asperulosidic acid (Daa) ならびにDaaより誘導した deacetyl asperuloside (Da) を供試して比較検討した (Fig. 1)。その結果, ラクトン環をもつPaでは顕著な生長抑制を示すが, ラクトン環が開環しているPaaでは活性が低下し, Paaの脱アセチル体であるScaでは活性が著しく弱く, レタス幼苗に対しては, 伸長促進作用を示した。またこれらの結果は, 比較化合物として供試したAsp, DaaおよびDaによる活性とも類似の傾向を示し, ラクトン環をもつAspやDaで強い抑制作用を示すことより, イリドイド配糖体による植物生長抑制作用にラクトンが関与していることを確認した (Table 1, 2, 3)。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []