幼小中12年間で系統的に育む図工・美術の資質・能力の研究 : アクティブ・ラーニングによる鑑賞授業を通して
2017
本研究の目的は,アクティブ・ラーニングによる図工・美術科の鑑賞授業を通して,本学校園で育みたい資質・能力のうち,「人間関係形成・社会形成能力」と関連する美術科の本質に根ざした資質・能力が,学年区分ごとについているか明らかにすることである。研究の方法は,小学校2,4年生,中学校1,3年生の子どもに対し共通作品をもとに対話型による鑑賞授業を実施し,授業における子どもの姿を分析し,指導内容や系統の適正について検討する。研究の結果,図工・美術部会で設定した目指す姿に近い様子が見られ,概ね力がついていることが確認できた。今後は,本研究を通して見えてきた鑑賞における学年ごとの発言や思考の特徴を,より具体的な姿として系統表に取り入れ,指導方法とともに改善をしていきたい。
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