Reexamination of Methods for Determination of Chlorophyll in Pure Chlorophyll Solution and Mixture of Chlorophyll and Pheophytin.

1999 
調製クロロフィル及びフェオフィチンを用いて,クロロフィルの定量法及びクロロフィルとフェオフィチンの混合液中のクロロフィルの定量について再検討を行い,次の結果を得た.(1) 既に報告されている異なったクロロフィルの定量法7法についてクロロフィルを定量した結果,測定溶媒,測定波長が異なるにもかかわらず,それぞれの実験式で求めた値はほぼ一致した.(2) 既知量のクロロフィルとフェオフィチンの混合液についてVERNONの式を用い両色素の定量を行ったところ,クロロフィル量,フェオフィチン量ともに測定値は理論値より高く計算され,混合割合が高くなるに従い,その差は大きくなり,正しい色素量を求めることは困難であった.(3) 既知量のクロロフィルとフェオフィチンの混合液について,DIETRICHの方法に従ってクロロフィルのフェオフィチンへの変化率を求めたところ,両色素の混合率とよく一致した.よって混合液中のクロロフィルの定量は,混合液中の全フェオフィチン量を求め,クロロフィルに換算し,クロロフィルの変化率から求める方法が最も適していると思われた.
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