DEVELOPMENT OF DESIGN STRUCTURAL MATERIALS BY USING WASTE EARTHENWARE POWDER AND CEMENTITIOUS MATERIALS

2010 
本研究では,日本の伝統的景観素材である土壁や土塀のような意匠性を持ちながら強度と耐久性に優れる意匠構造材料の開発を目的として,産地や色彩の異なる8種類の廃陶器粉末を着色材として使用した場合のモルタルおよびコンクリートの力学的特性および着色効果について実験的検討を行った.その結果,廃陶器粉末の置換が強度や耐久性に及ぼす影響は小さく,水セメント比や廃陶器置換率を適切に設定することで普通コンクリートと同等の性能を発揮すること,また既存の景観素材に調和可能な色彩を発現することを確認した.さらに,実躯体への適用を想定し,廃陶器粉末による着色効果と表面処理方法が躯体の意匠性に与える影響についても考察した.
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