Compact Elemental Analysis System Equipped with an Inkjet Microchip for Pico-Liter Droplet Injection and a Finger-Sized Atomic Emission Detector

2005 
試料導入部にインクジェットマイクロチップ,検出部にラジオ波ヘリウムプラズマを使用したフィンガーサイズ原子発光検出器(AED)を備えた小型元素分析システムを試作した.1,1,1-トリクロロ-2-メチル-2-プロパノール(クロレトン)のイソプロパノール溶液を試料溶液に用いて,この分析システムの検出特性を評価した.インクジェットマイクロチップから5100滴を吐出したとき,吐出量は2.36±0.04 μl(n =5)であったことから,1滴あたりの容積は463 plと推算された.塩素原子由来の837.6 nmにおける発光強度と,吐出液滴量あるいはクロレトン濃度との間に良好な直線関係を見いだした.2.5 mg/ml試料溶液を1滴吐出したときの発光強度(ピーク高さ)の再現性は相対標準偏差とて7.1%(n =6)であった.また,クロレトンの検出限界は184 pg(S/N=3)であった.4滴の液滴を導入した時の検出限界濃度は85 μg/mlと推算された.
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