Early Field Performance of Persimmon Trees Propagated by Cuttings

2003 
挿し木繁殖したカキ‘西村早生’の自根苗を圃場に定植し(挿し木樹),その後5年間の生長,着花および結果を,実生台木に接ぎ木した樹(接ぎ木樹)および微細繁殖によって得た自根樹(培養樹)のそれらと比較調査し,その特性を明らかにした.基部径,樹高,総新しょう長および新しょう数の年次推移を調査した結果,培養樹が最も旺盛な生長を示し,挿し木樹は,培養樹と接ぎ木樹の中間の値を示した.挿し木樹および接ぎ木樹はある程度の雄花を着生したのに対し,培養樹はほとんど雄花を着生しなかった.3年間の総取量に3樹の間に有意差はなく,果実品質も同等であった.果実生産効率は接ぎ木樹が高く,培養樹が低く,挿し木樹は両樹の中間値であったが,有意差は認められなかった.以上の結果より,同じ自根樹でも繁殖方法が異なると生長や着花も異なることが示された.
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