Comparison of the optimum lactation curve models in holstein population of Japan

2007 
本分析では,乳量,乳脂量,無脂固形分量,乳タンパク質量,乳脂率,無脂固形分率,乳タンパク質率および体細胞数スコア(SCS)の8形質に対し,泌乳曲線モデルの適合性を検討した.データは,2000年から2004年に社団法人北海道酪農検定検査協会に集積されたホルスタイン346,221頭の初産から11産までの検定日記録5,645,976が使用された.適合性を検討した23種類のモデルとは,1次から5次のルシャンドル多項式モデル(L1,L2,L3,L4およびL5),ルシャンドル多項式にWilminkの指数関数を加えたモデル(L1W,L2W,L3W,L4WおよびL5W),さらに,対数関数と周期関数を組み合わせた3次から5次の13種のモデルである.泌乳曲線モデルの適合性の検討には,赤池の情報量規準(AIC),ベイズ流情報量規準(BIC),決定係数および平均誤差の中で,パラメータ数のみならず観測値数も考慮してモデルの適合性を判断できるBICを主に使用した.乳量,乳脂量,無脂固形分量および乳成分率における泌乳曲線は,L4,L3W,L4WおよびL5Wのモデルが高い適合性を示した.乳タンパク質量およびSCSに関して適合性が高い泌乳曲線は,対数関数および周期関数の組み込まれたモデルであった.本研究で選択された泌乳曲線を用いることにより,標準泌乳曲線として飼養管理の有益な指標として活用できる.
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