体育科授業における技能の獲得や気付きの変容について : 跳び箱運動「台上前転」に焦点を当てて

2015 
本研究は,体育科授業の跳び箱運動において,技ができない児童ができるようになる過程で,どのようなことに気づき,どのように技能獲得をしていくのかを明らかにし,今後の跳び箱運動の学習指導における学習内容や手立てを見出すことを目的としている。本年度は,跳び箱運動の中でも「台上前転」に焦点を当てて研究を行った。広島大学附属小学校では3学年と5学年,広島大学附属東雲小学校では2学年と4学年と5学年,広島大学附属三原小学校で3学年の授業を分担して行った。   そして,それぞれの授業において,大きく技能の変容が見られた児童について学習前後の児童のパフォーマンスの比較を行い,教師がその児童の技能をどのように把握し,それに基づいて児童の実態に応じてどのように指導していったのかを』分析した。また,児童が獲得した台上前転における気付きや知識についても分析を行った。本研究により,「台上前転」の指導で,これまでの指導技術に加えて,どの学年においても重視すべき異指導技術が明らかになった。また,事例的ではあるが,個に応じた手立ての仕方の有効性が明らかになった。
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