New effectiveness testing method set up by Air Fresheners and Deodorizers Conference

2006 
一般消費者用の芳香剤,消臭剤,脱臭剤,防臭剤の効力試験法は平成2年に制定されたが,その後,大きな改正は行われていなかった.今回,すべての試験法の見直しを行ったので,その内容について説明する.改正のポイントは (1)実空間での効果を考慮した試験法を設定したこと,(2)試験方法を簡素化したこと,(3)効果判定基準を明確にしたことの3点である.芳香剤効力試験法では実使用での効果を重視し,実空間での試験を基本として,24時間以内に人が何のにおいか認知できるレベル(臭気強度2以上)になっていることを判定基準とした.消臭剤効力試験(化学的消臭),脱臭剤効力試験(物理的消臭)では,10Lエアバッグと検知管を用いた方法を基本とし,効果判定では悪臭の90%が除去されるのに要する時間(τ0.1)が10時間以内かどうかを判定基準とした.90%除去時間τ0.1を簡単に求めるため,消臭剤または脱臭剤と悪臭との反応が1次反応あるいは2次反応に合致するかを検証し,ほとんどの場合でよく一致することが判明したため,理論的にτ0.1を求め,効果判定に用いることとした.消臭剤効力試験(感覚的消臭)では10Lエアバッグを用いた方法を基本とし,悪臭物質と消臭剤の反応は無視し,悪臭物質注入後直ちに嗅覚測定法による測定を行うこととした.判定基準はブランクと比較して悪臭の臭気強度もしくは快・不快度が1段階以上軽減していることとした.防臭剤効力試験法では10Lエアバッグを用いた方法を基本とし,判定基準はブランクに比べて悪臭物質の発生が10%以下に抑制されていることとした.
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