Cloning of human bone morphogenetic protein-2 (hBMP-2) cDNA by PCR method

1993 
骨形成タンパク質 (BMP) は骨誘導を起こさせる強力なサイトカインであり, 骨誘導能を持つ骨補填材料への利用が期待されている。その臨床応用へ向けての遺伝子工学的アプローチの第一歩として, 今回, 著者らはヒト骨肉腫由来細胞株MG63より作製したcDNA-mRNA混合物から, polymerase chain reaction (PCR) 法により, 2種のプライマーを用いてヒトBMP -2およびヒトBMP-4のcDNAの増幅, 単離を試みた。その結果ヒトBMP-2の成熟活性領域をコードすると思われる塩基配列をもつ4つのクローンの増幅に成功した。このうちの1つのcDNAについて, PCR法により3'末端に終止コドンを付加し, またプロ鎖をコードする領域に存在した塩基欠失部分の削除を行った。このようにしてつくられたcDNAには, なおいくつかの塩基の置換もあったが, 成熟活性領域の塩基をアミノ酸に翻訳すると天然のものと全く同じであり, hBMP-2の成熟活性部位の全領域をコードするcDNAを得ることができた。
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