Protein localization of relaxin-like factor in goat testes and its expression pattern during sexual development

2010 
雄ヤギにおけるリラキシン関連因子(RLF)の生理機能を探るため,精巣でのRLFの局在と性成熟に伴う発現パターンを調べた.抗体はRLFのA鎖領域のペプチドを抗原としてウサギで作製し,特異性はWestern blotとOuchterlony法で評価した.免疫組織化学とWestern blotの結果,RLFはライディッヒ細胞で約12 kDaのタンパク質として翻訳されていた.RLF陽性を示すライディッヒ細胞の面積分率は生後3ヵ月齢までに2.2%まで一旦有意(P < 0.05)に減少した後,春機発動期にあたる4ヵ月齢で再び有意(P < 0.05)に増加して5.7%となり,成熟(6.7%)と変らないレベルに達した.これはWestern blotの結果と一致した.以上,ヤギでは精巣ライディッヒ細胞がRLFタンパク質の唯一の産生源で,その発現は性成熟に伴い増加することから,RLFの精巣機能への関与が示唆された.
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