A PROPOSED METHOD FOR SELECTION OF AUXILIARY METHODS FOR TUNNEL FACE STABILITY BASED ON OBSERVATIONAL DATA
2006
土被りの薄い都市部や,脆弱な地山への山岳トンネル工法の適用は,地山状況の変化に即応したさまざま補助工法の開発・採用により成し遂げられてきた.加えて,広範囲の地山条件に対応できる種々の補助工法の積極的な採用によってトンネル切羽の自立性確保が実現可能になり,トンネル施工の安全性も高くなっている.しかし,補助工法の採用が結果的にトンネル施工コスト増大の一因になっているという見方もその一方にあり,適切な補助工法採用の判断根拠の確立が求められている.本ノートでは,一般には支保選定のために実施される切羽観察結果と実際に採用された補助工法との関連性を数量化理論に基づく判別分析により分析し,切羽観察結果から最適な補助工法を判断するシステムを提案する.
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