Molecular design of surface active polymeric UV-stabilizers by graft copolymers.

1990 
ポリマーアロイによる高分子材料の機能化として, 2- (2-ヒドロキシ-2-ビニルフェニル) -2H-ベンゾトリアゾール (UVSモノマー) を紫外線安定化剤単位として主鎖に含み, かつアンカー成分としてポリスチレンの側鎖を, また表面活性成分としてポリジメチルシロキサン成分またはパーフルオロアルキルエチルアクリレート (FA) 成分を有し, 有効かつ安定に表面析出しうるグラフトポリマーを高分子紫外線安定化剤として合成した. また, ポリスチレンに対するこれらのグラフトポリマーの紫外線安定化能を検討した. 紫外線安定化グラフトポリマーは単分散のスチレン及びジメチルシロキサンマクロモノマーとUVSモノマー及びFAとをアゾビスイソブチロニトリルを開始剤として均一系でラジカル共重合することにより得ることができた. これらのグラフトポリマーをポリスチレン (PSt) に添加して成膜することにより, PStの表面に有効な紫外線安定化層を付与でき光酸化を抑制できることがわかった.
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