Steam Saving by Waste-Heat Recovery from Pulping Wastewater

2007 
三菱製紙(株八戸工場では,当社のフェニックスプランに掲げるコストダウンテーマに則り省エネルギー推進を緊急課題として進めている。運用体制として,工場エネルギー活用委員会及びISO14001幹事会の会議委員を共通化して取組を連係させることにより,リアルタイムに省エネ効果を把握しながらエネルギー原単位の向上に取り組んでいる。今回は,平成18年11月に運転開始した排水廃熱回収設備の省エネ効果について紹介する。冬期の水温低下によって抄紙工程における蒸気使用量の増加を抑制することを目的として,従来パルプ系排水の冷却塔から大気放出していた廃熱を回収利用することによって,抄紙工程の清水温度をアップさせた。これにより,工程蒸気原単位が大幅に向上した。
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