Water relations of 4 afforestation species in the Loess Plateau, China.

2008 
乾燥処理区と対照区で北アメリカ原産のニセアカシアと黄土高原郷土樹種のリョウトウナラ,油松,側柏の一年生実生苗について,水消費量とP-V曲線から得られる葉の水分特性を調べ,造林樹種としての可能性を検討した。ニセアカシアの個体当たり水消費量は両処理区とも郷土樹種と比較して多かった。また郷土樹種は気孔閉鎖で,ニセアカシアは落葉することで水消費を抑えていた。対照区では油松と側柏のψwtlpとψssatがニセアカシアとリョウトウナラに比べて低く,膨圧維持に有利なことが示された。乾燥ストレスを受けると油松とリョウトウナラでは体積弾性率の変化が認められた。油松を除く3種ではψwtlpとψssat の低下が認められ,浸透調節が行われていると考えられた。またリョウトウナラと側柏はニセアカシアに比べて浸透調節能力が高いことが示された。このことから郷土樹種3種はニセアカシアに比べて乾燥に強いと考えられ,この地域の造林樹種として高い適性をもつと考えられた。
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