フレーベル『人間の教育』に見る「身体」と保育内容「健康」領域との関連性(第四報)―「 第三篇 少年としての人間」を中心にして ―

2021 
本論は,F.フレーベル[1782-1852]の著書『人間の教育』(1826)「第三篇 少年としての人間」の論述に関して,「幼児の活動と身体遊戯」「身体の堕落」「人間の本質としての善」「衝動と身体」等について,その現代的意味を保育内容「健康」領域との関連性において考察した。フレーベルが述べた「幼児の活動と身体遊戯」に関する著述に関しては,「走る」「球技(ボール遊び)」「鬼ごっこ(鬼遊び)」に関連性が見られるものの,「打ち合う」「相撲」「戦争ごっこ」「狩猟ごっこ」に関しては,幼児教育関係告示文や『小学校学習指導要領』を見る限り,関連性は確認できなかった。一連の研究は,本論(第四報)で打ち切りにするため,第一報から第四報の総括をした。
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