Legibility and Recognizability of Candidate Fonts in Signpost of the Tokyo Metropolitan Expressway

2008 
本研究は、首都高速道路案内標識デザイン提案の一環で行われたフルスケールでのフォント視認性測定実験である。使用フォントは新ゴMとVialogLT Mで、「永環」、「Cerija」、「B08」の文字列を対象にした。和文の文字高は、500、450、400、350、300mm、アルファベットと英数は400、350、300、250、200mmの5段階に変化させた。距離は、「おそらくこうであろう」と思ったところ(視認性判断)と、「確実に文字が読めた」ところ(認知度判断)の2カ所を測定した。結果として、視認性判断の距離は認知度判断の距離より、どの条件でも有意に大きくなったが、約半数の実験参加者が、視認性判断では間違った文字列を報告した。また、和文500mmと450mmでは、どちらの判断距離も有意な差が出なかった。アルファベットは和文より視認距離が大きく、和文の約70%の文字高で和文と同程度の視認・認知距離を得られることがわかった。さらに、視認性測定の意味など、方法論上の問題も議論された。
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