A STUDY ON THE SURGICAL INDICATION AND PROCEDURE IN PATIENTS AGED 80 YEARS AND OLDER

2003 
高齢者手術症例を分析し,手術適応および術式の妥当性を検討した. 1992年より2002年までの80歳以上の全身麻酔手術症例136例を対象とし,手術直接死亡,在院死亡,および術後生存に寄与する因子を検討した.手術直接死亡率は2.2% (3/136),在院死亡率は6.6% (9/136)であった.在院死亡に対するrisk factorは,単変量解析では姑息手術,術前長期入院,緊急手術,術後合併症であり,多変量解析では緊急手術,術前長期入院であった.手術直接死亡に対しては,術後合併症のみが有意なrisk factorであった.全症例の1年生存率, 3年生存率はそれぞれ80%, 69%であり,年齢層別に有意差はなかった.癌症例の姑息手術群に1年生存例は皆無であった.術後生存に対する正の寄与因子は根治切除,負の寄与因子は緊急手術であった.高齢者といえども患者の意欲, ADLを重視し,手術適応,術式の妥当性を考慮すれば,低死亡率が期待でき,患者のQOLを向上させうる可能性が示された.
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