A case of matrix-producing breast carcinoma.

2001 
背景:metaplastic carcinomaの一亜型であるrnatrix-producing carcinomaを経験したので報告する.症例:77歳, 女性, 平成12年2月右乳房腫瘤を自覚し近医受診. 腫瘤が増大傾向のため当院外科に紹介された. 穿刺吸引細胞診では, 粘液様背景に小集塊, 一列状配列を示す2相性の欠如した細胞塊が散見され粘液癌を疑った. 組織診では, 粘液様基質内に小型の腫瘍細胞が索状ないしは小胞巣を形成する比較的細胞成分の豊富な部分と, 間質が軟骨で細胞成分の乏しい部分を認め, matrix-producing carcinomaと診断した.結語:細胞診で粘液と考えていた背景の一部に軟骨様細胞を認めた. 軟骨様細胞を認めた場合は本疾患も念頭に置く必要があると思われる.
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