Successful elimination of intractable anal pain associated with rectal cancer by combination of subarachnoid phenol block with sacral nerve root thermocoagulation

2010 
【目的】直腸がん術後の旧肛門部の疼痛に対し, くも膜下フェノールブロックと仙骨部神経根高周波熱凝固術が著効した症例を経験したので報告する.【症例】61歳, 男性. 直腸がん再発の旧肛門部の疼痛に対し, オピオイドなどの鎮痛薬が投与されていたが, 疼痛管理が困難な状態であった. これに対し, くも膜下フェノールブロックを施行することでオピオイドを中止できる程度に疼痛が軽減した. しかし, 数週間後, 第3仙髄神経の支配領域である旧肛門深部の疼痛が増悪してきたため, 仙骨部神経根高周波熱凝固術を施行したところ, 疼痛の消失が得られた.【結論】直腸がん術後の骨盤内再発における旧肛門部の疼痛は, くも膜下フェノールブロックのみでは疼痛管理に難渋することがあるが, 仙骨部神経根高周波熱凝固術を併用することで疼痛緩和を得られる可能性がある. Palliat Care Res 2010; 5(2): 314-316
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