県立特別支援学校における組織的な授業改善と カリキュラム・マネジメントの取組に係る一考察

2020 
本稿は、広島県立廿日市特別支援学校における授業改善とカリキュラム・マネジメントの取組をまとめた。 平成26年12月、広島県教育委員会が策定した広島版「学びの変革」アクション・プランに基づき、本校においては、授業改善等を組織的に推進するため、研究部、教務部及び管理職で構成する「学びの変革担当者会」を組織するとともに、学習指導要領改訂の方向性等を踏まえて教職員による議論を重ね、平成28年度に廿日市特別支援学校版「学びの変革」アクション・プランを策定した。廿日市特別支援学校版「学びの変革」アクション・プランは、日々の授業で使用する指導略案及び単元(題材)計画に着目し、児童生徒に育成したい資質・能力「はつかいち(働く力、つなぐ、活用、意欲、知識)」を明確にする様式を整えるとともに、毎年度、教職員対象アンケートを実施して改善を繰り返してきた。また、両輪である授業改善のPDCA サイクルと教育課程の改善のPDCA サイクルに指導略案、単元(題材)計画、授業づくり資料等を位置付けることにより、授業改善とカリキュラム・マネジメントの枠組を組織的に構築した。
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