The Indications for Pharyngeal Surgery in Adult with Sleep-disordered Breathing Patients

2006 
(目的)睡眠時呼吸障害(Sleep-disorderd breathing,以下SDB)患者の治療に対する口蓋垂軟口蓋咽頭形成術,扁桃摘出術などを含む咽頭拡大術について,集学的治療の一環としてどのように行うか,その適応を検討した.(対象)2002年5月から2004年12月までの間に,久留米大学病院耳鼻咽喉科•頭頸部外科および久留米大学医療センター耳鼻咽喉科で咽頭拡大術を受けた26名を対象とした.(方法)術前と術後8~12週目に終夜睡眠ポリグラフ検査を行い,無呼吸低呼吸指数(Apnea Hypopnea Index,以下AHI)の改善度を検討した.(結果)咽頭拡大術単独で根治を目指した例は,扁桃肥大1度以上,いびき音テストで咽頭狭窄が左右型,顎顔面形態上のリスクが小さい例である.AHIの改善度は76.2%で,無呼吸指数(Apnea index,以下AI)に限ると改善度は95.7%であった.咽頭拡大術を補助的に行った例は,いびき音テストで咽頭狭窄が左右型,扁桃肥大2度以上の例である.AHIの改善度は50.7%で,AIに限っても改善度は66.5%であったが,他の治療の補助として有用であった.(結論)SDBの治療は集学的なアプローチが必要であり,このなかで咽頭拡大術は,適応を二つに分けて考えるべきであると思われた.
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