Development and application of a new construction control system for a large scale reclamation project

2008 
海上工事等の施工管理に用いられている深浅測量は,これまで主として海底地盤の形状把握や施工の出来形計測等に用いられ,それ以外の目的で施工管理に積極的に使用されることは少なかった。筆者らは,GPS測位機やナローマルチビーム(NMB)音響測深機等の計測機器を組合わせ,軟弱地盤上での埋立造成工事における施工層厚・沈下量および施工履歴や地盤の単位体積重量等をリアルタイムに取得可能な施工管理システムの開発を行い,大規模人工島造成工事に適用した。その結果,施工区域全域において施工層厚は±30cm,海底地盤の沈下は±15cmの精度で管理しながら施工できることを確認した。また,最大粒径300mmの岩砕材を用いた埋立地盤の平均的な水中単位体積重量は12.2kN/m3程度であり,その変動係数は0.11であった。更に,本システムで得られた施工途中における埋立地内の沈下データから海底地盤の圧密定数を逆算したところ,得られた圧密定数は施工前に実施した圧密試験から得られる値の範囲とほぼ一致し,設計に用いた圧密定数の妥当性を確認できた。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    1
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []