A CASE OF GASTRIC CANCER WITH OMENTAL METASTASIS CAUSING ACUTE PERITONITIS

2007 
症例は70歳代, 男性. 前立腺癌に対し内分泌療法を受けている. 2006年12月, 下腹部痛のため当科を受診した. 下腹部に著明な圧痛と反跳痛を認め, 血液検査で炎症所見を認めた. 腹部造影CT検査で骨盤腔内に腹水の貯留と大網に帯状の肥厚像を認めた. 保存的加療を行うも改善せず, 急性腹膜炎の原因精査のため, 全身麻酔下に腹腔鏡検査を施行した. 肥厚した大網が広汎に腹壁に癒着し, 壁側腹膜は発赤し, 骨盤内に淡血性腹水を認めた. 大網を剥離した後, 小切開を加え大網を部分切除した. 切除した大網に4cm大の腫瘤を4個認め, 病理組織検査で腺癌の転移と診断された. 術後の上部消化管内視鏡検査でBorrmann4型胃癌を認め, 胃癌の大網転移と診断した.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    2
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []