A case of squamous cell carcinoma sequentially developed in the lesion diagnosed as relapsing epidermoid cyst

2008 
75歳男性。既往歴: 糖尿病。約6年前から自覚した左足底の皮下病変につき, 類表皮嚢腫およびその再発として計5回の切除術を受けた。その後左足背外側に発赤, 腫脹が再度出現し, 糖尿病を背景とした感染症疑いで当科を紹介受診。初診時, 左足背外側はびまん性に暗紫色調に腫脹し中央に波動あり。足底には小瘻孔と手術瘢痕を認めた。穿刺液の塗末標本では角化細胞が多数確認された。前医の病理標本では嚢腫状構築がみられ, その壁の基底側から周囲に索状, レース状に軽度異型性を示す基底細胞様細胞の増殖巣を認めた。治療経過: 足背の腫脹も腫瘍性病変によると考え, 足底の切除瘢痕を含め足背にかけ足趾骨を残して切除, 植皮を行った。1年後局所再発したため, 第IV, V趾を含め立方骨関節で離断。約8ヵ月再発は認めていない。本症はcarcinoma cuniculatumからのanaplastic transformationと考えた。一方carcinoma cuniculatumの発症母地として類表皮嚢腫が関与した可能性も窺わせた。
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