A STUDY ON CASES OF DIVERTICULITIS OF RIGHT SIDE OF THE COLON

2002 
右側結腸憩室炎32例について検討した.平均年齢は42.1歳,男性23例,女性9例であった.初回憩室炎では32例全例に超音波検査, 22例にCT検査が施行され, 28例(87.5%)で憩室炎の診断が可能であった. 初回憩室炎において緊急手術が施行された症例は3例で,それらを除く29例は全例保存的に軽快した.初回憩室炎で緊急または待機的に腸管切除が行われた症例は5例で,それらを除く27例中8例(29.6%)に憩室炎の反復がみられた.憩室炎再発予防のための腸管切除は初回・反復時あわせて10例に行われ, 2例に術後合併症を認めたが保存的に軽快し,憩室炎の再発はみられなかった.右側結腸憩室炎において超音波検査とCT検査により高い診断率が得られ,不要な緊急手術の回避に有用であった.また右側憩室炎のほとんどは保存的に軽快するが,反復性憩室炎の頻度は低いとはいえず,経過観察には十分な配慮が必要と考えられた.
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