Correlation between Written, Practical and Oral Examinations in Practical Education of Orthoptics

2004 
視能矯正学実習教育の目的は、基本的な知識と専門的な技能を合致させ、双方向的な作用で臨床において迅速に応用転回できることであるが、現実的には両者間に乖離がみられている。そこで、学内における実習内容の習得状況に学年の推移による積み重ね効果があらわれるかどうかを試験成績の相関から検討した。川崎医療福祉大学における実習教育の評価は筆記、実技、口答試験等で総合能力をみている。対象は本学2、3年生の視能矯正学総論・各論実習を履修した学生である。学生数は2年生春学期には113名、2年生秋学期には143名、3年生春学期には109名、3年生秋学期には136名である。試験成績を検討した結果、3年生の秋学期において筆記と実技試験の成績に相関があった(p<0.01)。また、筆記と実技試験の合格率は2年生春学期、2年生秋学期、3年生秋学期に徐々に上昇した。すなわち、知識面の習得度が高い学生は技術面に応用転回ができており、しかも積み重ね効果が高いことが明らかになった。また、実技試験の実施は、筆記試験では評価できない臨床能力の抽出が可能であることが示唆された。
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