COMPATIBILITY IN BLOOD OF BLOCK COPOLYMERS HAVING MICROPHASE SEPARATED STRUCTURE.

1985 
親水-疎水型のみならず親水性連鎖どうし, 疎水性連鎖どうしからなる極々のプロックコポリマーを用いて, マイクロスフィアカラム法による血小板粘着挙動を検討した. その結果, ドメインの連続したミクロ相分離構造を形成するブロックコポリマー表面で血小板の粘着量が著しく減少し, しかもブロックコポリマーのドメイン間表面自由エネルギー差が血小板粘着抑制に大きな影響を及ぼしていることが見いだされた. また, ブロックコポリマーにおいては, 血小板流出曲線から求めた血小板凝集時間 (PAT) が非常に長いことから, 血小板の活性化を効果的に抑制していることが明らかとなった. 更に, ウサギ頚部動静脈間シャントを用いた実験においては, ホモポリマーを用いた場合に現れる血小板数の急激な減少や血小板凝集能の低下といった現象が, プロックコポリマーを用いた場合には現れないことから, 優れた血液適合性を有することが明らかとなった.
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