The Indications of Proximal Gastrectomy for Gastric Cancer in the Upper Third of the Stomach.

1997 
過去44年間に当教室で切除された上部胃癌 (C, CM, CE) 318例を対象とし, 噴門側胃切除術の適応について検討した. 各深達度別のリンパ節転移の割合はm: 0% (0/23), sm: 6.1% (2/33), mp: 25% (4/16), ss: 74.1% (43/58), se: 81.3% (104/128), si: 91.7% (55/60) で, ss以上でリンパ節転移が高率であったが, mp以深ではリンパ節転移112までであった. またsm, mp癌の転移リンパ節の詳細はsmがNo1, 7, mpがNo1, 2, 3, 11で, No4d, 5, 6, 10に転移を認めなかった. 治癒切除後の再発形式でも深達度mpまでの癌でリンパ節再発を認めたものはなく, 深達度mpまでの5年生存率でも噴切群86.7%に対し全摘群74%と両群間に差を認めなかった. 以上よりC領域の早期胃癌においてはD1+No7, mp癌においてもD1+No7, 11の郭清を加えることにより噴切は適応となる. 深達度ss以深ではn2以上の転移が高率であり噴切の適応とはならず, 拡大郭清が適応となろう.
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