Psychogenic visual disturbance in a case following treatment for anisometropic amblyopia

2006 
症例は、10歳の男児。近医にて遠視性不同視弱視に対し長期間健眼遮閉を行っていたが、弱視眼の視力が向上せず、さらに健眼視力も低下してきたため当科受診となった。精査の結果、器質的疾患を認めず、らせん状視野を呈したことから心因性視覚障害と診断した。遮閉を中止したところ、健眼視力のみならず弱視眼視力も向上し、両眼とも矯正視力は1.2に改善した。弱視訓練の一つである健眼遮閉が、患児に精神的ストレスを与えることは周知のことであるが、心因性視覚障害を引き起こすと弱視眼に対する訓練効果の判断を見誤る可能性がある。弱視訓練による心因性視覚障害を予防するためには患児の精神面に対する管理を十分に行い、不必要に長期間の弱視訓練を行わないように注意する必要があると思われた。
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