A CASE OF NEUROENDOCRINE CARCINOMA OF THE TRANSVERSE COLON

2000 
症例は63歳,男性で胸やけ,血便,腹満感を主訴に当科を受診した.精査の結果,横行結腸間膜に発生し,胃,横行結腸,空腸に浸潤した間葉系腫瘍の診断にて手術を行った.手術所見では腫瘍は横行結腸間膜を中心に横行結腸,幽門側胃,空腸を巻き込み一塊となっており,これらを一括に切除した.切除標本では腫瘍は16×12×9cm大で横行結腸の粘膜面に9×8cm大の3型腫瘍を認め,病理組織学的検討ではH-E染色で一部に小腺腔の形成や扁平上皮化生を伴った低分化腺癌と診断されたが,免疫組織染色ではグリメリウス染色,クロモグラニン染色,NSE染色が陽性であり,最終的にneuroendocrine carcinomaと診断された.本症例は術後多発性肝転移をきたし術後3カ月には死亡するという経過をたどった.
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