A CASE OF FISTULA CANCER ASSOCIATED WITH PAGETOID SPREAD

2002 
症例は77歳の女性で,6年前より痔瘻,痔核を指摘されていたが放置していた.難治性痔瘻の診断にて腰椎麻酔下に痔瘻根治術を施行した.瘻孔内に粘液様物質を認め,これを迅速病理診断に提出したところ粘液癌の診断であったため,臨床的に痔瘻癌の診断にて根治術として二期的に全身麻酔下に腹会陰式直腸切断術を施行した.ところが術後病理診断にて痔瘻癌の診断(P, 5, a2, P(-), HO, n(-), M(-)stage II)とともに皮膚切除断端に悪性細胞(Paget cell)陽性であったため,皮膚科にてmappingの上,後日皮膚,皮下脂肪織追加切除を行い根治を得た.慢性炎症を伴う痔瘻は癌の合併に注意が必要である.今回,肛門周囲Paget病に関して,その拡がりの評価にmappingが有用であった.
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