A RESECTED CASE OF A GIANT MALIGNANT FIBROUS HISTIOCYTOMA(MFH)OF THE RETROPERITONEUM

2005 
症例は41歳,女性.主訴は腹部膨満感.平成15年10月に鼠径ヘルニアの手術.術後より腹部膨満感出現.胸やけが出現したため前医受診.腹部腫瘤の診断で当科紹介となった.平成16年6月2日手術を行った.腫瘍は,右側後腹膜にあり,上縁は肝および十二指腸,下縁は総腸骨動静脈,内側は尿管に接し,上行結腸および右腎は内側に押し上げられていた.腫瘍を周囲後腹膜より剥離し,腸腰筋の筋膜は合併切除したが,右腎は温存した.腫瘍径40×29×17cm,重量7,108g.紡錘形細胞が密に花筵状storiformに増殖している部分と紡錘形細胞が粗で粘液状基質を有する部分とが混在している病理所見からMFHと診断された.術後5カ月が経過し,再発は認めなかった.巨大な後腹膜MFHは稀と考えられ文献的考察を加え報告する.
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