A Study on Plaque Removal by Ultrasonic Cavitation (III). The Effectiveness of Artificial Plaque Deposition Removal on the Interproximal Tooth Surfaces of Normal Jaw Models.

1995 
我々は, 超音波振動時に発生するキャビテーション効果を口腔内のプラークコントロールに応用する目的で一連の実験を行っている。今回は, 人工プラークの除去効果が高い2種類のチップを使用し, 顎模型を水中に浸漬した状態で, キャビテーション効果による歯間部隣接面の人工プラークの除去効果について検討を行った。近心隣接面, 4近心隣接面, 6遠心隣接面を被験面とし, プラーク除去用チップ1 側面より発生するキャビテーションを, 口蓋側あるいは頬側のどちらか片側から照射した場合と両側から照射した場合の経時的な人工プラークの除去率を測定した。また, 各チップによる人工プラークの除去率と各歯種ごとの歯間空隙の形態との関係についても検討を加えた。その結果, 片側から照射した場合の人工プラークの除去率は歯種別では1において最も高い除去率を示すことがわかった。また, 1, 4については口蓋側方向から高い除去効果が得られたが, については照射方向での除去率に差は認められなかった。さらに, 両側から照射した場合は, 短時間で隣6接面のほとんど全ての人工プラークが除去されることが確認された。しかし, チップの振動振幅の相違による人工プラークの除去率に差は認められなかった。これらの結果より, キャビテーション効果による隣接面の人工プラークの除去に関しては歯種および歯間空隙の形態学的な要因が関与することが伺われた。
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