Evaluation of the Effects of Hepatic Arterial Infusion and Transcatheter Arterial Embolization Therapy for Metastatic Colorectal Liver Cancers on the Differences in Vascularity of the Hepatic Metastases.

2000 
5年間に経験した切除不能の大腸癌肝転移22例を対象として, 肝転移に対する肝局所療法の効果および治療成績を, 性別, 腫瘍の原発部位, 肝転移の時期, 転移個数, 腫瘍量, 肝外病変の有無, 肝動脈血管造影下CT (CT-A) における転移巣の動脈血供給量の点から検討した. その結果, 転移巣の動脈血供給量の豊富な群の奏効率は66.7%と動脈血供給量の乏しい群の10.0%に比べ有意に (p=0.007) 高率であった. 治療成績について検討すると, CT-Aにおける動脈血供給量の豊富な群の1年, 2年, 3年生存率は91.7%, 46.3%, 13.9%と動脈血供給量の乏しい群の33.3%, 11.1%, 11.1%に比べ有意に (p<0.019) 生存率が良好であった. 以上から, 肝転移巣の動脈血供給量が豊富な例では肝局所療法の治療効果, 予後ともに良好と考えられた. さらに, CT-Aを用いて転移巣の動脈血供給量を検討しTAEや肝動注療法を選択することが治療成績の向上につながるものと考えられた.
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