A CASE OF ADRENOCORTICAL CARCINOMA WITH ENDOCRINE ACTIVITY
2005
Cushing症候群として発症した左副腎皮質癌の1切除例を報告する.症例は52歳,男性.平成14年1月より顔面のむくみを自覚.平成15年5月,腰背部痛にて近医受診し,諸検査にて巨大な左後腹膜腔腫瘍が疑われたため当院紹介入院となった.満月様顔貌,耐糖能異常,骨密度低下とともにCTにて左後腹膜腔に径約20cmの腫瘍を認め,血中CA19-9濃度の上昇およびcortisol過剰産生を認めたため,副腎皮質癌と診断し,平成15年6月,外科的切除を施行した.術中傍大動脈リンパ節の転移を認めたため,腫瘍とともに可及的にリンパ節を摘出したが,術1カ月後に多発肝転移が出現. TAEの後TS-1, CDDPおよびop'-DDDの投与を行うも, 6カ月後,腫瘍塞栓の遊離による肺硬塞と思われる症状にて急死した.以上,内分泌活性を持つ大きな副腎皮質癌症例を報告した.
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