A CASE OF MAIL BREAST CANCER IN A PATIENT WITH CHRONIC RENAL FAILURE

2004 
慢性腎不全患者に発生した男性乳癌の1例を経験したので報告する.症例は64歳男性で約2年前より慢性腎不全にて血液透析を受けている.平成13年9月頃より左乳頭直下に有痛性の腫瘤を自覚していたが,放置していた.腫瘤が徐々に増大するため, 12月19日当科を受診した.左乳頭直下に2×3 cmの硬い表面凸凹不整な腫瘤を認め, USでは辺縁は一部不整で内部は不均一であり,後方エコーの増強を認めた.マンモグラフィーでは左乳輪直下に周囲との境界が明瞭な3.0×3.5cm大の円形腫瘤を認めたが,石灰化はなかった.吸引細胞診を行うも判定不能で,摘出生検を行い組織所見でinvasive ductal carcinoma, solid tubular typeと診断し,全身麻酔下に胸筋温存乳房切除術(Bt+Ax)を施行した.腋窩リンパ節転移なく, hormone receptorはER, PgRとも陽性で,ホルモン療法を行い,術後2年2カ月の現在外来follow up中である.
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