The problems of surgical treatment for esophageal cancer invading the adjacent structures - From a viewpoint of the degree of residual cancer mass after esophagectomy.

1989 
他臓器浸潤胸部食道癌切除例70例を対象として切除の意義と問題点を検討した.絶対非治癒切除62例, 相対非治癒切除8例 (11%) で, 合併切除は18例 (26%) に行った.積極的に切除を行ったが, 結果的に, わずかに遺残癌巣を認めた17例中10例 (59%) を合併症で失った.死亡例の31% (20/65例) および術後2か月以内死亡の75% (18例) が合併症死であった.術後3か月以降の78%は再発, 再燃による死亡であった.残存癌巣の程度とn因子の有無では, 生存月数に有意の相違は認めなかった.術後2年以上生存した2例は他臓器への浸潤範囲がわずか (2cm2未満) であり, 合併切除を行い, 相対非治癒切除となった症例であった.対象例の50%生存月数は4.5か月, 3年生存率は3%であった.
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