A New Surgical Procedure for Carcinoma of the Sigmoid colon
1991
S状結腸癌に対しては直腸癌に対する前方切除術に準じた郭清と切除が一般的である.しかしながら,S状結腸癌のうち下行結腸に近い高位S状結腸癌の場合には,IMA根部で切離郭清を行う前方切除術にすると,口側結腸は下行結腸で切離,肛門側は直腸で切離することになり,吻合部の過緊張や,肛門側直腸の循環不全などのため,吻合部に不安を残すことがある.われわれはこのような症例に対して,R3の郭清を行うがIMAから上直腸動脈を温存する手術を試み,7例に施行した.これら7例の平均手術時間は1時間53分,平均出血量3469,退院までの平均期間は19.7目で,術後経過も良好であり,reasonableな術式と考えられたので報告する.
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