TWO CASES OF EXTRAHEPATIC CHOLANGIOCARCINOMA WITHOUT JAUNDICE

2009 
胆管癌は黄疸で発見され,初診時すでに進行癌である症例が多い.今回,われわれは無黄疸胆管癌の2例を経験した.症例1は70歳の女性で主訴は発熱.血液検査で胆管道系酵素上昇を認めた.Multidetector CT(MDCT)で下部胆管腫瘍を認め,内視鏡的逆行性胆道造影(ERC)を施行.下部胆管腫瘍を認め,内視鏡下生検で高分化型乳頭腺癌の診断であった.経乳頭的胆道鏡検査では粘膜内表層拡大進展は認めなかった.幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行した.病理診断で壁進達度はfmであった.症例2は63歳の女性で主訴は体重減少.血液検査で肝胆道系酵素上昇と腹部超音波検査で肝内胆管拡張を認め,MDCTを施行し肝門部胆管癌と診断した.尾状葉全切除併施肝拡大左葉切除,胆管切除を施行した.病理診断では中分化型管状腺癌で壁進達度は漿膜下層であった.無黄疸でも早期癌とは限らず早期発見・治療へのシステム構築が肝要であると思われた.
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