A CASE OF SMALL CELL CARCINOMA OF THE BREAST

2007 
症例は79歳, 女性. 他院で乳腺腫瘍の摘出生検を受け, 乳癌および切除断端陽性と診断され当科紹介受診. 摘出生検の病理所見は, 胞体に乏しく, 核クロマチンの増加が目立つ小型の細胞が充実性に増殖する肺小細胞癌に類似する像を呈していた. 追加手術として乳腺扇状部分切除術と腋窩リンパ節郭清を施行した. 摘出標本では, リンパ節に原発巣と同様の腫瘍細胞による転移を認め, 摘出した乳腺内には原発巣と同様の細胞による微小浸潤巣と, 原発巣とは明らかに異なる核小体が明瞭で好酸性の胞体を有するDCISを認めた. 免疫染色では, 原発巣と同様の細胞からなる部はNCAMが陽性, synaptophisin, Chromogranin Aは陰性であったが, DCIS部はNCAM, synaptophisinが陽性, Chromogranin Aは陰性であった. 乳腺原発の小細胞癌は極めて稀であり, 文献的考察をふまえて報告する.
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