Experience of diaphragm pacing for traumatic sleep apnea syndrome following cervical cord injury

1991 
症例は22歳の男性であり, 交通事故により頭頸部を受傷した.意識及び四肢運動麻痺は徐々に回復したが, 夜間睡眠時に無呼吸状態になるため人工呼吸器からの完全離脱が不能であった。上位頸髄損傷によるsleep apnea syndrome と診断し, 横隔膜ペースメーカーの植え込み術を施行した.ペースメーカーはAVERY 社製unilateral diaphragm pacer を使用, 右第2肋間開胸にて胸腔内横隔神経に刺激電極を装着した.術後2週目からdiaphragmpacingを開始, 夜間無呼吸の消失, 呼吸状態, 血液ガス値の改善など良好な結果を得, 人工呼吸器からの完全離脱が可能となった.自発呼吸と横隔膜ペーシング時の呼吸状態の変化を各種モニターと肺換気スキャンを用いて比較した.横隔膜ペーシングは, 中枢性肺胞低換気症例及び慢性閉塞性肺疾患の一部症例に極めて有効な治療手段になり得ると思われた.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    4
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []