Separation of the Mixed Gas of NH3 and CO2 by Using the Aqueous Solutions of Ammonium Salts

1960 
尿素合成の際生ずる未反応NH3,CO2,H2Oの混合ガスを回収循環する方法として各成分に分けることがある。たとえばC.C.C.法,Inventa法などこの方式をとっている。その場合選択吸収剤としてアンモニウム塩が用いられる。従来NH4NO3がNH3の吸収剤として知られたが,著者らはNH4NO3以外に,NH4Cl,NH4CNS,(NH4)2SO4およびそれら混合塩を検討した。単独塩としてはNH4Clが特にすぐれ,それは6molのNH3付加化合物をつくることによると推論した。また混合塩としてNH4CNS-NH4NO3およびNH4CNS-NH4Cl系が分離効果が大であることを発見し,極大点が等モルのところにあることより分子化合物の存在が予想される。また30%NH4NO3水溶液に対してKraseらより更に広範囲の実験を行ない,測定値を利用してNH3,CO2分離塔の設計を行ない,実測と比較して大略一致することを認めた。
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