Upper mediastinal Castleman's disease in childhood: A case report

2009 
15歳(中学生)以下の小児キャッスルマン病は,比較的稀であり,縦隔発生の小児キャッスルマン病の本邦での報告は6例(自験例を含まず)のみである.症例は15歳女性.学校検診で,上縦隔に胸部レントゲン写真上の異常陰影を指摘された.近医受診し,胸部CTで気管前に腫瘍性病変を認めたが,良性腫瘍の診断で経過観察とされていた.セカンドオピニオンを求めて当科を受診された.FDG-PET検査で淡い集積像を認め,胸部CTと胸部MRIの所見で悪性腫瘍が除外できないため,手術摘出目的で入院となった.胸腔鏡併用下縦隔腫瘍摘出術を施行し,キャッスルマン病の診断を得た.一般にキャッスルマン病は無症状で検診発見されるケースが多いが,FDG-PET検査の有用性については明確ではない.今回,術前にFDG-PET検査を施行した縦隔発生の小児キャッスルマン病の一手術例を経験したので,報告する.
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