Measurement of tumor volumes of hepatocellular carcinoma (HCC) by computed tomography (CT): correlation with several tumor markers.

1984 
肝細胞癌71例において,CTスキャンの所見より腫瘍容積,腫瘍占拠率を求め,その臨床的意義を主として腫瘍マーカーとの関連より検討した.CTスキャンによる腫瘍容積は,血管撮影や超音波検査による腫瘍容積とかなりの一致を示したが,腫瘍の大きさとその変化の判定にはCTスキャンによる容積測定が最も有用であることが示唆された.各種腫瘍マーカーとの関係では,腫瘍容積,腫瘍占拠率は血清AFP値と弱い正の相関を認めたが,LAI assay値とは相関性を認めなかった.さらに,CTスキャン上,細小肝癌と判断される群では,それ以外の群に比して,novel γ-GPTやAFPの陽性率は有意に低かったが,LAI assayのそれには有意差は認められず,早期癌の診断にはLAI assayがより期待できると思われた.また,肝細胞癌では,残存肝容積,残存率は肝予備能を示す肝機能検査成績とは,一般に相関性が乏しかった.
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