Basaloid-squamous Carcinoma of the Esophagus. Report of a Case.

1998 
症例は79歳の女性.主訴は食思不振.上部消化管内視鏡検査にて上門歯列より32cmの食道前壁に径4cmの隆起性病変を認め, その腫瘤に接しルゴール不染帯を認めた.生検にて扁平上皮癌と診断されたため, 食道亜全摘術を施行した.病理組織診断では隆起性病変は深達度mpの類基底扁平上皮癌, ルゴール不染帯は深達度smの扁平上皮癌であった.本症例は術後5か月で局所再発および, 胸膜転移再発で死亡した.類基底扁平上皮癌は粘膜下に主座を置き正常粘膜に覆われていることが多いため術前診断が困難である.予後は不良であり, 有効な治療法の確立が望まれる.
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