Clinicopathological Feature and Prognosis of Colorectal Cancer in Elderly-people(75 or more years old)

2003 
高齢者大腸癌(75歳以上)115例の術式,郭清度,予後,術後合併症,組織学的因子を壮年者大腸癌(41歳以上75歳未満)303例と比較検討した.組織学因子は両群間に大きな差はなかった.高齢者群の腫瘍占居部位は結腸癌では右側結腸に多く,直腸癌では下部直腸への発生が多く認められた.術式は直腸癌では腸管吻合を避けたHartmann手術と括約筋非温存術式が多く用いられていた.郭清度を比較すると結腸癌では差がなく,直腸癌では縮小手術を採用する傾向にあったが,根治度はいずれも両群間に有意差を認めなかった,治癒切除例の他病死を除く5年無再発生存率には,両群間に有意差を認めなかった.高齢者に術死・在院死を多く認めたが,縫合不全が原因となる症例はおよそ3割で,他の原因から重症感染を経て敗血症となることが多かった.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []