Usefulness of Carbon-dioxide Laser Surgery for Organ-preserving Hypopharyngeal Cancer Treatment

2008 
下咽頭癌の喉頭温存を目的に,CO2 レーザーラリンゴマイクロサージャリーの有用性を検討した。対象は1979 年10 月から2005 年12 月までに久留米大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科でCO2 レーザーを使用した下咽頭扁平上皮癌未治療例57 例とした。T 因子別にはT1:15 例,T2:39 例,T3:3 例で,N 因子陽性症例は28 例(49.1%)であり,臨床病期別にはstage I:8 例,stage II:22 例,stage III:9 例,stage IV:18 例であった。治療方法として,レーザーで原発巣切除のみを行った7 例,レーザーで蒸散のみを行った2 例,レーザーで切除後に放射線治療を行った21 例,レーザーで蒸散後に放射線治療を行った27 例に分類し,治療成績を比較検討した。全症例の死因特異的5 年生存率は82.0%であったが,5 年粗生存率は38.2%であった。臨床病期別での死因特異的5 年生存率はstage I:100%,stage II:90.9%,stage III:77.8%,stage IV:68.0%であった。全症例の5 年局所制御率は76.4%で,T 別の5 年局所制御率はT1:80 . 0%,T2:79 . 0%で,T3 は3 年以上経過例がなかった。治療方法別には,切除のみの3 年局所制御率は71 . 4%,蒸散のみは3 年以上経過した局所無再発症例がなく,切除+放射線と蒸散+放射線での5 年局所制御率は90.5%と73.1%であった。
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