A Case of Tuberculid Following BCG Vaccination

2010 
症例は5ヵ月,男児。BCG接種後2ヵ月を経過した頃より,接種部位を中心に浸潤性紅斑が出現し,全身に拡大した。皮膚結核をまず疑い精査を行った。病理組織学的には類上皮細胞性肉芽腫は認めず,湿疹反応であった。抗酸菌染色(Fite法)にて抗酸菌は認めず,組織片からの一般細菌培養,真菌培養,抗酸菌培養はいずれも陰性であった。皮膚組織を用いたPCR法でも結核菌は検出されなかった。以上よりBCG接種後に生じた結核疹と診断した。無治療で経過をみたところ,初診の3ヵ月後には自然治癒した。
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